新刊「草雲雀」「杉田久女句集」
杉田久女句集
2022年12月新刊「下村槐太俳句全集」「島津亮俳句全集」
下村槐太俳句全集
戦後大阪俳壇を牽引した孤高の作家、下村槐太。多くの弟子をもちながら突然の俳句断絶宣言、そして再開。誰よりも厳しく俳句に向き合った俳人の、さびしく美しい記録。自選句集『天涯』及び槐太の全句を収録。
つみふかき女人と梢の雪を見し
死にたれば人来て大根煮きはじむ
わが死後に無花果を食ふ男ゐて
B6版430頁
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ペーパーバック(紙書籍)
各3300円
島津亮俳句全集
関西現代俳句のトリックスター、島津亮。その作品はいつも人間への感情に溢れている。幻の第一句集『紅葉寺境内』を含む『記録』『島津亮句集(抄録)』『唱歌』の四句集と、没後に刊行された『亮の世界』(非売品)より『唱歌』以後の作品を収録。
怒らぬから青野でしめる友の首
デパートのさまざまの椅子われら死ぬ
すてるあひるがプールでは死にきれぬかなあという
B6版170頁
Amazon Kindle(電子書籍)
ペーパーバック(紙書籍)
各3300円