新刊

『現代俳句フロンティア U-30俳句アンソロジー』(細村星一郎編)

U-30の新鋭俳人20名による100句競作、合計2000句を収録。
俳句の今とこれからを描く、待望のアンソロジー。3,300円。

購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4911910003

〈作者〉
板倉ケンタ/岩田奎/おおにしなお/川田果樹/小山玄紀/斎藤よひら/関灯之介/滝口然/垂水文弥/辻村栗栖/中矢温/野城知里/馬場叶羽/柊木快維/宮﨑莉々香/柳元佑太/山口遼也/横井来季/若林哲哉/細村星一郎

〈評者〉
村上鞆彦/阪西敦子/外山一機/西村麒麟/大塚凱/神野紗希/生駒大祐/今井聖/福田若之/斉藤志歩/堀田季何/上野一孝/中山奈々/関悦史/北大路翼/小澤實/山口昭男/仮屋賢一/津川絵理子/佐藤文香

句集『ニュース』(谷雄介)

これは「ニュース」なのか。

桃の花やチューリップは咲き誇り、冷蔵庫が佇み、宇宙は膨張を続ける中で、家族が少しずつ減っていく。

一見すると普通の風景なのに、読んでいるうちに、どこか世界の見え方がずれていく。

2003年に俳句を始めてから二十余年にわたる作品をまとめた第一句集。1,650円。

購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/491191002X

◆自選十句

石仏の簡単な顔桃の花

球根の数だけ咲きぬチューリップ

草花のしづけさを持ち冷蔵庫

米国の管理下といふ夏の空

君に逢ふため晩夏のドアいくつひらく

七夕や遠くに次の駅が見え

村の名も村議も消えて大花野

梨丸し銀河と銀河はなれつつ

粛々と家族は減りぬ畳替

宗教の思ひ出すこし冬林檎

◆プロフィール

谷 雄介 たに ゆうすけ

1985 年愛媛県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、会社員。

第6 回俳句甲子園出場(予選敗退)。学生時代は早稲田大学俳句研究会、ワセハイに所属。「里」「ハイクマシーン」「トーキョーハイクライターズクラブ(THC)」などの同人活動を経て、2013 年「群青」創刊に参加。2024 年より編集長。

句集『ニュース・真』(谷雄介)

第一句集『ニュース』は、俳人協会会員としての世を忍ぶ仮の姿。

こちらが本当の谷雄介です。

無法地帯と化した俳句同人誌で、誰に頼まれたわけでもなく、誰かに褒められたいわけでもなく、ただ自分が面白いと思うことだけを五七五に認めた第二句集。1,650円。

購入はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4911910038

◆自選十句

焼跡より出てくるテスト全部満点

先生の背後にきのこぐも綺麗

撃てど暮らせど巨大少女の体育座り

ブラジャーのおもてや小さき花いくつ

きび団子モンドセレクション金賞

旅に病んでパブロンすぐに効くことよ

死にぎはの牡蠣の視界のみどりいろ

誰も寝てはならぬおでんに朝は来ぬ

コロッケに使命少なし春夕べ

ヤクルトレディに蜜柑をぶつける未来の遊び

◆プロフィール

谷 雄介 たに ゆうすけ

1985 年愛媛県鬼北町(旧・日吉村)生まれ。2 歳からジャンプっ子。

学校からの帰り道、ジャンプを読みながら歩いていたところ、「谷さんの家の子は二宮金次郎じゃないか」との評判が立ち、一躍「村の神童」となる。大学卒業後は広告業界に身を投じる、やがて宴席の男芸者に生きる道を見出すも、年を重ねるごとに出番は減少。四十代に差しかかる頃には、すでに老境の風情を漂わせていた。しかし、四十代など俳句の世界ではまだまだ小童である。新たなステージを求め、彼は俳句業界の闇へと消えていったのだった。

自費出版

自費出版はじめます。詳しくはこちらから。

人気の本

近刊一覧