阿部青鞋と波多野爽波、読めます。
永遠はコンクリートを混ぜる音か 阿部青鞋
美しやさくらんぼうも夜の雨も 波多野爽波
暁光堂は俳句のひとり出版社です。
阿部青鞋や波多野爽波など入手困難な句集を電子書籍・ペーパーバック印刷で刊行しています。
阿部青鞋俳句全集
いちじくをとるときすこし感激し
飛行機ときたら小麦のように燃え
永遠はコンクリートを混ぜる音か
“人間が生きる上に、何でもないことは先ず無い。何でもなさそうな事も、みな何でもある。全て何でもあるものが、何でもなさそうな顔をしているそのおかしさを、私は私なりのありていな言葉で言ってみたいだけだ。” （阿部青鞋 句集『ひとるたま』より）
『火門集』をはじめ長く入手困難になっていた阿部青鞋の句集を一挙に読める待望の一冊。
収録作品
武蔵野抄／句壺抄／阿部青鞋集(抄録)／火門集／樹皮／続・火門集／霞ヶ浦春秋／ひとるたま／補遺／略年譜
B6版 382ページ
波多野爽波俳句全集
冬空や猫塀伝ひどこへもゆける
美しやさくらんぼうも夜の雨も
炬燵出て歩いてゆけば嵐山
長く入手困難となっていた爽波の全四句集『鋪道の花』『湯呑』『骰子』『一筆』を収録。
補遺として句集未収録作品のうち四〇〇句を精選。選者は角川俳句賞を最年少で受賞した新鋭・岩田奎。
京極杞陽、草間時彦による句集解説も収録。必携の一冊。
補遺選 岩田奎
1999年生まれ。俳人。「群青」所属。第10回石田波郷新人賞、
第6回俳人協会新鋭評論賞、第66回角川俳句賞。
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