
鷹揚、繊細、闊達、端正、そして寂しさ。
“そのときどきのいろいろの意味における心おぼえ”として綴られた久保田万太郎の俳句は、彼の人生と共に浅草から芝、そして鎌倉、やがて流寓の果てへと至る。
自選句集二篇と没後刊行された『流寓抄』以後を収録。久保田万太郎の俳句を一望できる一冊。
B6版ペーパーバック462頁
収録作品
草の丈
流寓抄
流寓抄以後
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お詫び・訂正(2025年9月21日)
『久保田万太郎俳句全集』初版にて、以下の誤字がございました。
ご購入いただいた皆さまに深くお詫び申し上げます。
現在配信中の第2版では以下の誤字は訂正されており、オンデマンド版・電子書籍版ともに、今後は修正後のデータが配信されます。
97ページ
誤:芝生ありたんぽぽ吹けり一人たつ
正:芝生ありたんぽぽ咲けり一人たつ
224ページ
誤:吹き倦みし枝さしかはす桜かな
正:咲き倦みし枝さしかはす桜かな
372ページ
誤:山国のしきりに吹ける桜かな
正:山国のしきりに咲ける桜かな
411ページ
誤:熱の目に木槿うるさく吹けるかな
正:熱の目に木槿うるさく咲けるかな
415ページ
誤:赤坂福吉町芙蓉の吹けるかな
正:赤坂福吉町芙蓉の咲けるかな
430ページ
誤:一人はなれて倚りし柱の薄着かな
正:一人はなれて倚りし柱の薄暑かな
